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海外「食」レポート
今月の「学会」レポート
京都・名酒館 主人 瀧本洋一の「旨酒」
マスターソムリエ 岡昌治の「心に残る今月の一本」
名店の賄い
Vol.4 第四回「ショコラティエ なかたに」
Vol.3 第三回「料亭 いか里」
Vol.2 第二回「神戸北野ホテル フレンチレストラン・アッシュ」
Vol.1 第一回「祇園 さ々木」

名店の賄い
「賄い」 とはいえ、名店のこれとなると、毎日一体どんなものを?と気になって仕方がありません。
「賄い」の有り様によって店の哲学がみえてくる・・・そんな大仰なことはまったく考えておりません。興味津々、食べてみたい!お願い食べさせて〜!!という情熱だけで設けたこの企画。毎度、ご馳走様です。



第一回 2007年10月23日
「祇園 さ々木」

本日の献立 肉じゃが風コロッケ  温泉玉子のせ、自家製(天日干し)切り干し大根の炊いたん、ごはん、みそ汁

基本データ
時 間: 基本は14:45〜
人 数: 15名分
担 当: スタッフ全員の当番制
メニュー: 和食に限らず。当番の人が安い材料で美味しく作れる献立を工夫。(実はそれが一番、技とセンスを問われるのです。)
予 算: 約3000円/一食分「今日の献立は、総材料1000円位ですかね?一人、100円してないですね。」という驚愕の証言。

■材 料
肉じゃが風コロッケ 切り干し大根の炊いたん
牛肉、牛すじ肉、じゃがいも、おから、こんにゃく、にんじん、たまねぎ、温泉玉子 切り干し大根(自家製)、お揚げさん

■コロッケの作り方
牛肉と牛すじ肉・じゃがいも・こんにゃく・人参を鍋で炒め、出汁を入れる。
じゃがいもと人参が柔らかくなったらおからを加え、好みの味付けをして煮詰めていく。
※ここまで、前日に作っておくと、良く味を含み美味しくなります。
鍋の中で具材を粗くつぶして、人数分に分けて丸め、小麦粉・玉子・パン粉の順で衣を付けて揚げます。
お皿に盛りつけたら、仕上げに温泉玉子を上にのせ、お醤油ほんの少々たらして出来上がり。味付けを少し濃い目に仕上げるのがポイントです。
実食
肉じゃが風コロッケ 撮影/ハリー中西コロッケは全体にほんのりあまからの味がしみて、なんともほっとするお味。
上にのせられた温泉玉子に醤油をちょっと落とし、崩して絡めると、これがまたよく合います。ご飯が何杯でも食べられそうな、ゴールデンな組み合わせです。聞けば人気のヘビーローテーションメニューだとか・・・納得です。
材料に加えられた「おから」が食感・味わいともにポイントとなって、コロッケといえども和風仕上げ、さすがは「割烹のコロッケ」の上品な味わいでありました。

副菜の切り干し大根の炊いたん、これが渋いところを攻めながらも旨みと滋養が凝縮した一品。市販のものと違って、仕込みで厚めに剥いた大根の皮を天日で干して作ったという自家製の切り干しは、大ぶりで歯ごたえがあって、噛む毎に刻むポリポリとリズムの良い音も心地良くて病みつきになりそう。これが大きなタッパーいっぱいに詰められている体も圧巻。でも、みんなで回してつつき合って、あっという間に無くなってしまうんだろうな?なんて勝手な想像をしながら、密かに小さなタッパーでいいので・・・と、「お持ち帰り」を所望。

あっという間に完食です。
ごちそうさまでした。
文・山崎・編集部
【店舗紹介】
祇園 さ々木
名店が立ち並ぶ京都・祇園に店を構える割烹。
主人の楽しく粋なもてなしや、カウンターの真ん中に据えられた石釜で調理し供される、あっと驚く料理などが話題となって、昼夜ともに連日の満席が続く、今や予約の取りにくい人気の一軒。
京都市東山区八坂通り大和大路東入ル
TEL:075-551-5000


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