今回はカナダワインの話をしようかな?
カナダワインって、どういうイメージもってはる?
なんか、イメージあれへんよなぁ。それがそれが...なんですわ。
去る2/20(水)に、東京・青山のカナダ大使館でカナダワインの発表会があって、そこで30分ほどお時間をいただいてプレゼンテーションをさせてもらいました。
カナダ大使館って、随分と立派な建物でなぁ。70〜80名の来客があったかな?東京は勝手も違うて緊張するわ。
地下2Fの「オスカー・ピーターソン・シアター」(カナダの有名なジャズピアニストの名前)という部屋が会場でして、「私はオカサン・ピーターソンです...」って、それで掴みはオッケーなつもりやったんけど、なんか微妙やったわ。笑
ところで、カナダってどれくらい大きい国か知ってはりますか?
900万平方キロメートル...日本の約25倍、なんと、ロシアに次いで世界第2位の国土面積を持つ大きな国なんですわ。
さて、その中で、ぶどうの栽培面積はどのくらいあるかわかります?
たったの1万ヘクタール('04データ)くらいですねん。
フランスでいうたら、ボルドーが123,000haくらい、ブルゴーニュが約26,000ha(除くボジョレー)やから。あのネコの額ぐらいしかないアルザスがちょうど1万くらい...いうたら、いかに少ないか、分かりまっしゃろ?
カナダは10の州と、3つの準州、計13州で成り立ってるんですが、そのうちぶどうが栽培されているのはわずか4州だけ。東のオンタリオ州、ケベック州、それにノバスコシア州と、西のブリティッシュ・コロンビア州だけなんです。
カナダワインの歴史としては、1800年代の初めにはもう、ぶどう畑は存在していたらしいですわ。ニューワールドの旗手、カリフォルニアでワイン作りが盛んになったのも1850年前後、ゴールドラッシュの時代でしょ。ニューワールドの地域でワイン作りが盛んになったのは、みんなこの頃。ということは、裏を返せば、この時代に世界が動き出したということやね。ほ〜ら、勉強になりまっしゃろ!!
カナダワインが長い間なかなか世に出てこなかったのは、まあ、やっぱり美味しくなかったからやね。それから、立地的にも緯度が高くてぶどうの栽培にはあまり適さなくて、生産量も少ないから95%は自国消費だったということ。
それが1970年代以降、ヨーロッパのぶどう品種が栽培されはじめ、いろいろなテスト、試行錯誤を重ねて美味しいワインが作られはじめた。そして、'84に初めて「アイスワイン」が生産されて注目を集めたんですわ。
「アイスワイン」といえば、我々世代にとっては「ドイツ」や「オーストリア」で作られるものであって、それも毎年できるものでもなく、非常に生産リスクの高いワインという認識だったんやけど...。
でも、オンタリオの冬は寒くて、また、「ユニブラン」と「セイベル」を掛け合わせてできた「ヴィダル」というぶどう品種は皮が硬くてアイスワインにもってこい!だったわけ。
それで、アイスワインでカナダは有名になったけれど、今ではアイスワイン以外にも、美味しいテーブルワインも...リースリング、シャルドネ、メルロー、カベルネフランなどでたくさん作られていまっせ。
それで今回、「VINELAND(ヴァインランド)」というワイナリーの社長と、ワインメーカーのシュミット兄弟(アラン氏とブライアン氏)が来日してカナダワインを大々的にPR、日本のお客さんに飲んでいただいたというわけなんですわ。評判も上々でしたよ。
土地はまだまだあるわけだし、ポテンシャルは果てしないねぇ。
これからどんどんいきまっせ・・・という勢いのあるニューワールド・ワインです。