TOP

File of recipient
海外「食」レポート
今月の「学会」レポート
京都・名酒館 主人 瀧本洋一の「旨酒」
マスターソムリエ 岡昌治の「心に残る今月の一本」
Vol.7 Ch. Lagrange '01 (シャトー・ラグランジュ)
Vol.6 VINELAND Estates Winery (ヴァインランド エステート・ワイナリー) ICEWINE(アイスワイン)
Vol.5 『Sine Qua Non (シン・クア・ノン) 』(ロゼ)
Vol.4 Japanese Sparkling Delaware (ジャパニーズ スパークリング デラウェア) KING SELBY(キングセルビー)
Vol.3 Vieux Château Certan (ヴュー・シャトー・セルタン)2000・2005
Vol.2 ビュジェ セルドン(ロゼ・ムスー)
Vol.1 五月長根葡萄園2006 エーデルワイン
名店の賄い

マスターソムリエ 岡 昌治の「心に残る今月の一本」



Vol.6 2008年3月17日
「VINELAND Estates Winery (ヴァインランド エステート・ワイナリー)
ICEWINE(アイスワイン)」

岡 昌治 岡 昌治 OKA Masaharu

リーガロイヤルホテルマスターソムリエ、ならびに(社)日本ソムリエ協会副会長。
フランス政府から授与される、農事功労章シュバリエの称号を持つ、日本を代表するソムリエの一人。


今回はカナダワインの話をしようかな?

カナダワインって、どういうイメージもってはる?
なんか、イメージあれへんよなぁ。それがそれが...なんですわ。

去る2/20(水)に、東京・青山のカナダ大使館でカナダワインの発表会があって、そこで30分ほどお時間をいただいてプレゼンテーションをさせてもらいました。
カナダ大使館って、随分と立派な建物でなぁ。70〜80名の来客があったかな?東京は勝手も違うて緊張するわ。
地下2Fの「オスカー・ピーターソン・シアター」(カナダの有名なジャズピアニストの名前)という部屋が会場でして、「私はオカサン・ピーターソンです...」って、それで掴みはオッケーなつもりやったんけど、なんか微妙やったわ。笑

ところで、カナダってどれくらい大きい国か知ってはりますか?

900万平方キロメートル...日本の約25倍、なんと、ロシアに次いで世界第2位の国土面積を持つ大きな国なんですわ。

さて、その中で、ぶどうの栽培面積はどのくらいあるかわかります?

たったの1万ヘクタール('04データ)くらいですねん。
フランスでいうたら、ボルドーが123,000haくらい、ブルゴーニュが約26,000ha(除くボジョレー)やから。あのネコの額ぐらいしかないアルザスがちょうど1万くらい...いうたら、いかに少ないか、分かりまっしゃろ?

カナダは10の州と、3つの準州、計13州で成り立ってるんですが、そのうちぶどうが栽培されているのはわずか4州だけ。東のオンタリオ州、ケベック州、それにノバスコシア州と、西のブリティッシュ・コロンビア州だけなんです。

カナダワインの歴史としては、1800年代の初めにはもう、ぶどう畑は存在していたらしいですわ。ニューワールドの旗手、カリフォルニアでワイン作りが盛んになったのも1850年前後、ゴールドラッシュの時代でしょ。ニューワールドの地域でワイン作りが盛んになったのは、みんなこの頃。ということは、裏を返せば、この時代に世界が動き出したということやね。ほ〜ら、勉強になりまっしゃろ!!

カナダワインが長い間なかなか世に出てこなかったのは、まあ、やっぱり美味しくなかったからやね。それから、立地的にも緯度が高くてぶどうの栽培にはあまり適さなくて、生産量も少ないから95%は自国消費だったということ。
それが1970年代以降、ヨーロッパのぶどう品種が栽培されはじめ、いろいろなテスト、試行錯誤を重ねて美味しいワインが作られはじめた。そして、'84に初めて「アイスワイン」が生産されて注目を集めたんですわ。
「アイスワイン」といえば、我々世代にとっては「ドイツ」や「オーストリア」で作られるものであって、それも毎年できるものでもなく、非常に生産リスクの高いワインという認識だったんやけど...。
でも、オンタリオの冬は寒くて、また、「ユニブラン」と「セイベル」を掛け合わせてできた「ヴィダル」というぶどう品種は皮が硬くてアイスワインにもってこい!だったわけ。
それで、アイスワインでカナダは有名になったけれど、今ではアイスワイン以外にも、美味しいテーブルワインも...リースリング、シャルドネ、メルロー、カベルネフランなどでたくさん作られていまっせ。

それで今回、「VINELAND(ヴァインランド)」というワイナリーの社長と、ワインメーカーのシュミット兄弟(アラン氏とブライアン氏)が来日してカナダワインを大々的にPR、日本のお客さんに飲んでいただいたというわけなんですわ。評判も上々でしたよ。

土地はまだまだあるわけだし、ポテンシャルは果てしないねぇ。
これからどんどんいきまっせ・・・という勢いのあるニューワールド・ワインです。

【心に残る今月の一本】
VINELAND Estates Winery (ヴァインランド エステート・ワイナリー)
ICEWINE(アイスワイン)


品 種:Vidal (ヴィダル)100%
原産地:
(VQA)
NIAGARA PENINSULA(ナイアガラ・ペニンシュラ)

「La CAVE de RIHGA」今月の一本
大阪 リーガロイヤルホテル内のワインショップ「La CAVE de RIHGA」の中から、岡さんにおすすめの一本を選んでいただきました。
VINELAND  Estates Winery  2006(ヴァインランド エステート・ワイナリー) Sauvignon  Blanc(ソーヴィニョン・ブラン) VINELAND Estates Winery 2006(ヴァインランド エステート・ワイナリー)
Sauvignon Blanc(ソーヴィニョン・ブラン)


品 種: ソーヴィニョン・ブラン 100%
原産地:
(VQA)
NIAGARA PENINSULA
  (ナイアガラ・ペニンシュラ)
容 量: 750mL
価 格: 3,570円(税込み)
カナダの大自然に育まれたワイン
アイスワイン以外では、普段なかなかお目にかかる機会の少ないカナダワイン。これからの季節、春先にお楽しみいただくのにピッタリの白、ソーヴィニョン・ブランをご紹介いたします。
香りは柑橘系、レモンやグレープフルーツなどの爽やかさ。味の方も、酸味が豊かですっきりドライ、透明感があってきれいなワインです。
香るだけでも...ひとくち含めばたちまち、爽やかな香りとすっきりとした味わいに、カナダの大自然が目の前に広がるようです。
ユーコン川でとれたキングサーモンのスモークなどとあわせていただいたら、そりゃもう最高でっせ!
お問い合わせ:「La CAVE de RIHGA」
大阪市北区中之島5-3-68 リーガロイヤルホテル内
TEL:06-6448-1121


   会社案内  お問合せ  プライバシーポリシー  リンク Copyright © Takeshi Kadokami Food Lab. All rights reserved.